「Let it go.」と「Let it be.」の違い

意味は、どちらも「放っておく」

「Let it go.」
1.何もしないでおく、放っておく、そのままにしておく
2.諦める、忘れる
3.売る
意訳:「そんなこと忘れなよ」「それは放っておいた方がいいよ」


「Let it be.」
直訳:その状況を在るがままにさせる
意訳:自然のなりゆきに任せろ
意訳のいろいろ
- あなたは、そのまんまで大丈夫
- やることはやった!あとは人事尽くして天命を待つのみ!
- どうにでもなるよ、気を楽に


違いは「go」と「be」
「go」は「行く」という意味で「let it go」の「it」は動くもの
「be」は「在(あ)る」という意味で「let it be」の「it」は動かないもの

つまり、
「let it go」の「it」は「相手の感情や思考、意識」など能動的に変化させることができるもの
「let it be」の「it」は「相手の置かれている状況」など能動的に変化を起こすことができないもの

 

使役動詞「let」の解説
「let」は「have」「make」「get」と仲間の使役動詞です。
語順: 主語+「let」+目的語+動詞の原形(...)
意味: <主語>が<目的語>を...させる

目的語は、人・物のどちらでも良い。
目的語が長い場合は、「let」の直後に動詞がきて、目的語が後回しになる。


「Let it go.」Sample
I guess you should just let it go.
放っておいた方がいいと思うよ。

You should let it go and move on with your life.
もう忘れて、人生次のことしようよ。

We will let it go at this point for a moment and discuss another topic.
本件は一旦保留にし、その他の問題について話し合いましょう。

It is a mistake, to be sure, but let it go.
それは確かに間違いだが、そのままにしておこう。

 

「Let it be.」Sample
Shine on until tomorrow, let it be.
明日が来るまで光があるから、そのままにしていれば大丈夫だよ。

Do your best, and let it be.
ベストを尽くしなさい、そして天にかませなさい。

 

Appendix:
Time will tell.
時間が教えてくれる=時間がたてば分かる

I don’t feel well today. Please leave me be.
私は今日体調が良くありません。そっとしておいてください。